ネタばれあり!!!
【あらすじ】 1665年、オランダ。 事故で失明した父に代わり、家計を支えることになった少女Griet(Scarlett Johansson)は、画家のVermeer (Colin Firth)の家の住み込みの使用人となった。子だくさんのVermeer家で、朝から晩まで重労働に追われる毎日。その日々のなかで、美的感覚の鋭さをVermeerに認められたGrietは、絵の具の調合の仕事を任され、弟子として画家に想像力を与えるようになっていく。
主人と使用人としての距離を保ちつつも、次第にお互いが本能で理解しあえる、運命の相手だと気づくふたり。Vermeerの妻Catharina(Essie
Davis)は彼らの関係に嫉妬し、パトロンのVan Ruijvenは(Tom Wilkinson)、狡猾な策略をめぐらせる。彼の挑発に乗せられる形で、Vermeerは、Grietをモデルに絵を描くことになる。Tracy Chevalierの同名小説をもとに映画化。(作品の詳細)
Cillian Murphyの1人祭り。2回目の鑑賞。Vermeerの光や色彩に拘り、1700年代のオランダの雰囲気を、そのまま閉じ込めたような映像美に、うっとり。石畳の街並みや運河を行き交う小舟、レンガ造りの家々や蝋燭の灯り、台所に並ぶ数々の食材、人々の衣装や調度品、自由気ままな動物たち、絵の具の香りに満ちたアトリエ、郊外の緑豊かな自然など、とても丁寧に再現されており、あの時代にタイムトリップしたようでした。
Colin FirthとScarletto Johanssonの抑えた演技が、深い余韻を生み出していましたね。2人の視線や仕草から溢れる、感情のうねりや静かなエロス。Vermeerの理性と情熱、彼の芸術家としての自由な魂に触れたGrietは、感情の昂ぶりをとても抑えきれない。視線で交わす愛の交感は、互いに感情を抑えているからこそ、内に秘めた色気がまぶしく輝き、誰も2人の間に立ち入ることはできない。
今でこそカリスマ的な役柄の多いCillianですが、誠実で少し不器用ながらも、温かみのある肉屋の青年を、瑞々しく好演しています。この素朴な若者は、Grietに恋心を抱いていた。彼女も気心の知れたPieterに好意を寄せつつも、画家が持つ芸術的な才能とミステリアスな世界に、より強く惹きつけられていくのです。
Pieterはそんな彼女を心から愛し、さりげなく自分の思いを伝えてる。Grietの心が画家に向いていることに気づきながらも、まっすぐに彼女を見つめる。そのピュアな視線や憂いのあるまなざし、柔らかな包容力で彼女を受け止める。Cillianのとても繊細な演技に、心が揺れました。
この2人が出てくるシーンは、まさに甘酸っぱい青春そのもの、底抜けの若さと美しさ溢れる瞬間で、胸がきゅんきゅん苦しくなります。Cillianの帽子が、とても可愛らしくて。肉屋の息子という現実的で生臭い役柄なのに、衣装のシルエットと彼のビジュアルで、童話に出てくる妖精やエルフのような、透明で不思議な雰囲気をまとっていました。
映画のベースになっている小説では、Vermeer家を追い出された後、GrietはPieterと結婚し、2人の子どもをもうけて、肉屋を切り盛りしている。
Cillian Murphyの1人祭り。2回目の鑑賞。Vermeerの光や色彩に拘り、1700年代のオランダの雰囲気を、そのまま閉じ込めたような映像美に、うっとり。石畳の街並みや運河を行き交う小舟、レンガ造りの家々や蝋燭の灯り、台所に並ぶ数々の食材、人々の衣装や調度品、自由気ままな動物たち、絵の具の香りに満ちたアトリエ、郊外の緑豊かな自然など、とても丁寧に再現されており、あの時代にタイムトリップしたようでした。
Colin FirthとScarletto Johanssonの抑えた演技が、深い余韻を生み出していましたね。2人の視線や仕草から溢れる、感情のうねりや静かなエロス。Vermeerの理性と情熱、彼の芸術家としての自由な魂に触れたGrietは、感情の昂ぶりをとても抑えきれない。視線で交わす愛の交感は、互いに感情を抑えているからこそ、内に秘めた色気がまぶしく輝き、誰も2人の間に立ち入ることはできない。
その後、画家へのやり場のない恋心や激情を、Grietは幼馴染のPieter(Cillian Murphy)と、一夜を過ごすことで晴らすのですが、ロードショーで観た当時、精肉店で働く純朴で優しい若者を演じたCillianの存在が、全く記憶に残っていなくて。『バットマン』と同じように、関心がない時ってこんなものね、ハハハッ。
今でこそカリスマ的な役柄の多いCillianですが、誠実で少し不器用ながらも、温かみのある肉屋の青年を、瑞々しく好演しています。この素朴な若者は、Grietに恋心を抱いていた。彼女も気心の知れたPieterに好意を寄せつつも、画家が持つ芸術的な才能とミステリアスな世界に、より強く惹きつけられていくのです。
Pieterはそんな彼女を心から愛し、さりげなく自分の思いを伝えてる。Grietの心が画家に向いていることに気づきながらも、まっすぐに彼女を見つめる。そのピュアな視線や憂いのあるまなざし、柔らかな包容力で彼女を受け止める。Cillianのとても繊細な演技に、心が揺れました。
この2人が出てくるシーンは、まさに甘酸っぱい青春そのもの、底抜けの若さと美しさ溢れる瞬間で、胸がきゅんきゅん苦しくなります。Cillianの帽子が、とても可愛らしくて。肉屋の息子という現実的で生臭い役柄なのに、衣装のシルエットと彼のビジュアルで、童話に出てくる妖精やエルフのような、透明で不思議な雰囲気をまとっていました。
Vermeerとの張り詰めたような精神的・官能的な交流と、Pieterとの素朴で真っ直ぐな愛情。Grietにとって一般市民の平凡な幸せは、束の間の安らぎではあるけれど、彼女が持つ鋭い美的感覚や、情熱を満たすものではありませんでした。それでもなお、Pieterは彼女を救おうとする。
映画のベースになっている小説では、Vermeer家を追い出された後、GrietはPieterと結婚し、2人の子どもをもうけて、肉屋を切り盛りしている。
画家が遺したあの真珠の耳飾りが、Grietの元に届けられるラストシーン。画家との情熱的な「美の記憶」を胸の奥に秘めながら、彼女はPieterと共に歩む平凡な幸せを選んで、精一杯生きていこう、そんなGrietの決別のようなものが伝わってきました。








Colin Firthがまあ、スカヨハがメインのようでどうなのかな、で未見なんです。
返信削除Vermeerはこの映画で日本でも認知度があがったのかな。
アイスダンス、これです。↓
Usova & Zhulin (URS) - 1991 NHK Trophy, Ice Dancing, Free Dance - YouTube
ウソワ&ズーリン- 1992 Albertville, Free Dance Four Seasons
https://www.youtube.com/watch?v=77FV-try2mo
https://www.nicovideo.jp/watch/sm18299051
stefanlilyさんへ
削除当時19歳のスカーレット・ヨハンソンが、好演していました。
狂牛病への感染を恐れて当時ベジタリアンだったCillianですが
肉屋の息子の役はとても楽しかったそうです。
役作りも兼ねて、実際に屠畜場へ行って、肉の叩き切り方を学んだなんて!
アイスダンス、みて見ますね。
こんばんは。
返信削除暑中お見舞い申し上げます。年々暑さがとんでもないことになっていますが、イタリアはいかがですか?
「真珠の耳飾りの少女」大好きな作品です。
まるでフェルメールの絵のなかにいるかのような映像美に酔いました。
2度かな?観てるのに・・・そっか~~、あの青年はキリアンでしたね・・いやぁ、忘れてしまってました、キリアン、ごめん~~。
この衣装がなんて似合ってるんでしょ。
こちらでレビューを拝見して私もまた再見しよう~と思いました。
瞳さんへ
削除暑中お見舞い申し上げます。
6月に40℃の熱波を記録し、ただ今4回目の熱波で、
家の中は朝から30℃!ドロドロに溶けてます…
日本は梅雨が明けて、一気に猛暑になったそうですが
このありえない暑さを、何とか乗り切りましょうね。
映画を再見して改めて思ったのですが
耳飾りの真珠が、思っていた以上に大きくて驚きました。
衣装から街の雰囲気や室内のしつらえ
そしてふたりの魂が互いのすべてを認め合う瞬間には
ドキドキしますね。