異動辞令は音楽隊

2026/06/28

【日本映画】 阿部寛 磯村勇斗 清野菜名

ネタばれあり!!!


【あらすじ】 捜査一課のベテラン刑事・成瀬司(阿部寛)は、部下に厳しく、犯人逮捕のためなら手段を問わない。高齢者を狙ったアポ電強盗事件を捜査する中で、令状も取らず強引な捜査を繰り返した結果、広報課内の音楽隊への異動を言い渡されてしまう。
 不本意ながらも音楽隊を訪れる成瀬だったが、覇気のない隊員ばかりで、廃止の危機にあるらしい。妻と離婚した彼は、認知症の母親(倍賞美津子)と2人暮らしで、時々様子を見に来る娘(見上愛)との関係も思わしくない。(作品の詳細 



阿部寛と磯村勇斗の1人祭り。よくある話で先が読めてしまいますが、音楽がベースになった
作品は、躍動感があって引き込まれます。阿部ちゃんの制服姿や、ドラム演奏はもちろんのこと、トランペット(清野菜名)やサックス(高杉真宙)の音色が、よかったなぁ。娘とのセッションは最高!感動しました。 


未だに昭和の軍隊精神を引きずった、時代錯誤の成瀬を演じる阿部ちゃんて、酒飲みギャンブラーで、しょっちゅう卓袱台をひっくり返しては、中谷美紀を泣かしていた、『自虐の詩』の乱暴な葉山イサオや、『結婚できない男』のルックスはいいのに、シニカルで偏屈な男・桑野信介、そのまんまやないかい(爆)
 


仕事一筋で身を粉にして働いてきたのに、今の世の中のコンプラに合わないといって、否定され処罰される。理不尽だよなぁ。時代が変わったんだから、こればかりは仕方がない。成瀬のような思いをしている中高年は、多いんじゃないかな。
 



時代錯誤で不器用な刑事が、音楽隊の仲間たちと関わりながら、人間的に成長していく姿は、キャストが良いので、先が分かっていても面白い。短気・横暴で上司にまで殴りかかっていた成瀬が、終盤では反省し謝罪したり頭を下げるようになるなんて、すごいじゃないか。ドラマ―としての成長ぶりにも、目を見張った。
 


コンプラ・事件発生・チームワーク・家族関係・音楽隊・事件の解決と、詰め込み過ぎたせいか、アポ電話強盗殺人事件の経過が中途半端だったけれど、警察音楽隊の演奏(←音が出ます)はそれを上回る、魅力と感動をもたらしてくれた。チクったの、磯村だったのか。
 

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