悪名十八番

2026/07/21

【日本映画】 勝新太郎 田宮二郎

ネタばれあり!!!


【あらすじ】 喧嘩騒ぎを起こして拘置所に入れられていた朝吉(勝新太郎)は、兄の辰吉(金田龍之介)の奔走と尽力により、執行猶予で仮出所を果たす。辰吉はこの土地の浄化を訴えて、市会議員に立候補しており、朝吉にも派手ないざこざを起こさないよう、堅気になるよう厳命していた。
 しかし、土地の悪徳ボス・中沢(西村晃)の妨害や嫌がらせは、日増しにエスカレートし、ついには辰吉が中沢の一味から、大怪我を負わされてしまう。この事態に兄弟分の清次(田宮二郎)も巻き込まれ、怒りに火がついた朝吉と清次は、これまでのおとなしい態度を一変させて大暴れする。(作品の詳細



田宮二郎の1人祭り。悪名シリーズ第14作目で、田宮二郎最後の悪名シリーズ。仁義にとらわれず人情に生きる、暴れん坊で親分肌の朝吉と、お調子者の清次を描いたドラマです。悪名シリーズを観るのも4作目になると、そこそこ楽しい話なんですが、マンネリ感は否めませんね。
 



今回のゲスト女優は、芸者のお染に森光子(可愛い)と、ブラシ工場に務める若い娘・鈴子に安田道代(クールで綺麗な人)です。全く違うタイプの2人が、マンネリ化したシリーズに、新鮮な空気を吹き込んでくれる。朝吉がモテモテなのは、母性本能をくすぐるんでしょうね。勝新の豪快なカレーの食べっぷりは、気持ちが良いなぁ。
 




脇役には水戸黄門の西村崑が悪役として登場し、必殺仕事人の藤田まことは、朝吉の子分か?というくらい出ずっぱりで、田宮二郎の出番が少なかった、シクシク。鳳啓介・京唄子のコンビが、お得意のボケとツッコミで場を沸かせます。
 

クライマックスは朝吉と清次が、おなじみの絆と腕っぷしで、悪党たちを相手に大暴れして、一件落着。しかし兄貴に迷惑はかけられないと、朝吉と清次は町を出ることにするのだ。お染と鈴子もこの町から離れる。

小さな食堂に4人が集まった、ささやかな送別会のシーンには、しみじみしました。この送別会には、勝新と田宮のコンビはこれが最後、という意味合いもあったのかしら。なんだか切ないです。

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