ショウタイムセブン

2026/07/18

【日本映画】 阿部寛 吉田鋼太郎

ネタばれあり!!!


【あらすじ】 午後7時、ラジオ番組に「都内の発電所を爆破する」と、ウスバカゲロウを名乗る男から、電話がかかってくる。その直後、予告通りに発電所で爆破事件が起きた。犯人は交渉人として、国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスターで、このラジオ局に左遷された、折本眞之輔(阿部寛)を指名する。突如訪れた危機を、番組復帰のチャンスと考えた折本は、生放送中のスタジオに乗り込み、犯人との生中継を強行した。
 しかし、スタジオのどこかにも、爆弾がセットされていることが発覚する。誰かが一歩でも外に出れば、即爆破されるという極限状態の中、エスカレートする犯人の要求や、周到な罠に翻弄されながら、折本は事件の解決と、自身の生き残りをかけて、究極の選択を迫られる。韓国映画『テロ、ライブ』をもとに映画化。(作品の詳細

 


阿部寛の1人祭り。阿部ちゃんの独壇場、阿部ちゃんのショウタイムでした。彼が素晴らしすぎました。脚本や演出がまずかったのか、良くも悪くも阿部ちゃんの一人り相撲になっていた気がします。
 



ほぼワンシチュエーションながら、オープニングから怒涛の展開で、尋常でないスピードと緊迫感で、突っ走っていきます。ドキドキハラハラしながら、ぐいぐい引き込まれたのですが…。
 

後半に入ると、長台詞で延々と説明が始まり、テンポが失速してしまう。女子アナ(生見愛瑠)や警察(安藤玉恵:彼女らしい演技ではなかった)の演技も、学芸会レベルでトホホッ。やたら大声の力(りき)んだ熱演が、却って空回りする竜星涼。吉田コータローは通常運転で、彼の素っ頓狂な芝居を、久々に楽しませてもらいました。 



心底ガッカリしたのは、犯人登場のシーンで、見た瞬間に、これが犯人?と拍子抜けしてしまった。あんなに執拗に電話をかけ、爆弾を仕掛けて、阿部ちゃんに食いついてくる犯人を演じるなら、安藤政信とかムロツヨシとか濱田岳とか(←個人的な趣味です)、いるでしょう。
 


人間の生死の数字は、事件の大きさとしてエンタメになる。が、事件の鮮度はとても短い。だから次の刺激を求める大衆に、メディアも迎合し、新しいエンタメ=事件をどんどん提供する。どんな事件が起きようと他人事だから、ロンドンで同時多発テロが起きても、次の瞬間にはSNSで笑い転げている。全てが瞬時に忘れられ、消えてゆくのだ。う~ん、言いたい事は分かるのですが、上滑りして(突っ込み所もありすぎて)心に響いて来なかった。

これ、前半が面白かっただけに、後半の失速感が残念でなりません。阿部ちゃん、頑張ったのに、シクシク。近々『テロ、ライブ』を観てみます。

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