ネタばれあり!!!
【あらすじ】 ハイジャック騒ぎの中、1人の日本人スパイがロンドン空港に降り立った。本名は木村(田宮二郎)、通称イエロー・ドッグと呼ばれている。彼の任務は、近々日本で開催される、世界科学学術会議に出席するBewsley教授(John Welsh)が、来日中に危険に遭わないための下調査だ。
教授の論文がある組織にねらわれているため、英国諜報機関のAlexander(Robert Hardy)の協力を得て、さっそく木村は教授の肋手を訪れる。しかし教授は木村の目の前で、女に誘拐されてしまう。その跡を追った木村は、女のアジトを見つけ出す。そこへ乗り込むと、Della(Carolyn Seymour)が出てきた。(作品の詳細)
田宮二郎の1人祭り。一応ストーリーはあるんですが、とっ散らかっていて、真面目なんだかコメディなんだか?な珍作でした。全編に渡って田宮が流暢な英語を話し(高校時代に外交官志望だったこともあり、勉強を励んで英語が堪能)、背がすらりと高くルックスも良いので、欧米の役者と互角の存在感があります。
ストーリーとは関係ないシーンの田宮が、面白過ぎて新鮮で楽しめました。田宮ファン必見の映画ですが、内容は期待しないほうがいいかも(;’∀’)
教授の情報を共有するため、木村は英国諜報機関を訪れるが、最初は軽くあしらわれる。
それならと、自力で教授を探し出すため、聞き取りに出かけた。こんな状況に押しかけてしまったが、木村は気にも留めず、大真面目に仕事を続ける。
財閥のドンにインタビューに行ったはいいが、機械操作がうまくできず(これは時間稼ぎの演技)、ドタバタするあたりから、時々コメディ調になったりする。
全く柔道を知らない木村が、強者に振り回されて、カエル足でぴょんぴょん飛び跳ねる。
007のJames Bondよろしく、ベッドの傍らに美女なんてのも、お手のもの。
銃撃戦が始まって、Alexanderと木村は大ピンチ!田宮の声で毒づく心の声(日本語)が、べらんめえ調で漫画チック。
Alexander宅に転がり込む木村。この帽子をかぶると、犬シリーズの鴨井大介。
「ごはんは炊きあがってから、20分ほど蒸らすと、おいしいんだよ」と、木村はAlexanderの子どもたちに教える。田宮のまなざしが優しくて…💕
Alexander一家に和食を振る舞い、箸や茶碗の持ち方などを、嬉しそうに説明する木村。このシーンの田宮は、演じているというよりも、素に戻って、日本人としてまんざらでもない表情だったなぁ。
せっせとにぎり飯🍙を用意する木村。田宮二郎が握ったおにぎりなら、素手でも全く問題ナッシング、むしろ素手でお願いします🍙
英国諜報機関が、Bewsley教授の論文の内容について聞く。
組織のアジトの地下室に監禁された、木村とAlexander。万事休すか?
しかし木村の機転で、地下室から救出される。通称イエロー・ドッグだが、木村は大の犬嫌いで犬が怖い。それにしてもイエロー・ドッグって、アジア人蔑視じゃありませんか!!
盗んだ教授の論文を持ったDellaに、東京行きの機上でバッタリ出会う。しかし飛行機はロンドンに引き返すことになり、Dellaたち組織の企みは失敗に終わる。めでたし、めでたし。
Ron Grainerの哀愁漂う音楽(←音が出ます)が、フレンチ・ノワールを彷彿させて、今にもAlain Delonが出てきそうです。
この作品は田宮二郎にとって、念願の海外進出プロジェクトでしたが、興行面で不入りに終わり、多額の借金を背負う大きな原因となってしまいました。

















田宮様は色々なことが重なって、あの最期だったのでしょうか…?
返信削除安部譲二がモデルの「複雑な彼」に自ら希望して、三島由紀夫もその心意気を褒めてました。
三島の生前にギリ間に合ったのですね…。坂東玉三郎もそうですが。
私は三島と有吉佐和子(歌舞伎にも造詣深い)が大好きなので、2人の生前に間に合ったかどうかは、俳優、歌舞伎役者にとっては重要だと勝手に思ってます。
stefanlilyさんへ
削除多額の借金を抱え
重度の鬱を患っていたそうです。
三島由紀夫が安部譲二をモデルにした
小説を書いていたなんて!
田宮二郎は客室乗務員を演じてますね。
amoreさん🎵
返信削除これ、すごく面白そうッ!!って思って探したけど・・・
観れないんですね。
ディスカスにもなかったし、配信もしてない‥。((+_+))
田宮二郎のおにぎり、私も食べたい🎵
この時代、借金してもチャレンジし甲斐があったのでしょうね。
よく、映画作りに誘われて大借金!って芸能界にアルアルみたいですが、いつも思うのは誘う側の人間が怖いなー…って思います。(ま、いろいろな内情もあるんでしょうけど)
鬱はほんとに怖いです。
田宮の安部譲二も見たかった!!!
フキンさんへ
削除一応サスペンス物なんですが
田宮二郎が面白可笑し過ぎて…ヾ(≧▽≦)ノ
ぴょんぴょん飛び跳ねる柔道のシーンは、マジか?と(笑)
豪快な握り方をしてますが、これがとてもおいしそうで、
私も食べた~い🍙
若い頃から自分のやりたい役があると
監督に会いに行って、熱い思いを語っていたそうですね。
役作りにも時間をかけていたようです。
50代以降の田宮二郎をみたかった( p_q)シクシク