ネタばれあり!!!
【あらすじ】 サウスカロライナ州にあるゴスペル・ヒルの黒人居住区の住民は、大規模のゴルフコース開発計画のため、立ち退きを迫られている。ここの人種間の緊張関係は、黒人公民権運動家Paul Malcolm(Samuel L. Jackson)が暗殺された、40年前と全く変わっていない。ゴスペル・ヒルで影響力のあるRon Palmer医師(Giancarlo Esposito)は、ゴルフコース開発を支持し、住民を居住区から追い出すことに尽力している。
一方、黒人に偏見のある元保安官Jack Herrod(Tom Bower)が、Paul殺害事件を解決できなかったことに対して、Paulの息子John Malcolm(Danny Glover)は保安官への憎しみに苛まれ、地域社会や公民権運動から身を引いた。しかし彼の妻Sarah(Angela Bassett)は、強欲なPalmer医師や土地開発業者たちと、対峙する覚悟がある。
Jackの2人の息子は、弁護士のCarl(Adam
Baldwin)と造園家のJoel(Taylor
Kitsch)だ。Joelの造園事業は、Palmer医師の支援のおかげで繁盛している。黒人と白人の間には、割り切れない複雑な関係があるのだった。(作品の詳細)
Taylor Kitschの1人祭り。Giancarlo Espositoの初監督作品。米国南部の町で、過去の罪に苦しむ元保安官と、40年前に兄が殉教して以来、引きこもっていた元公民権運動家が、町を脅かす脅威に立ち向かっていく姿を描く。
アメリカが辿ってきた困難な時代が、今生きている世界にどのように影響を与えてきたか、そして人間として私たちが、どのように相手を許し、また過去の事件を忘れてしまうのかということを、改めて思い起こさせる。そのためのプロジェクトがこの映画であると、Esposito監督は語っています。
長く続く人種間の緊張状態に、個々の利害や信念が絡んで、一筋縄ではいかない複雑な様相を見せる。ゴスペル・ヒルのリーダー的な黒人医師が、ゴルフ開発を支持するなんて、黒人居住者への裏切りではないか。しかしその一方で彼は、この町の若い白人造園家の事業を援助する。また新任の若い白人小学校教師は、開発反対を訴える黒人妻Sarahを支持していく。
そんなわけで若いJoelとRosieの恋も、敵対関係にある人種問題の影響を受けて、暗礁に乗り上げてしまいます。けれども、この町に来たばかりのRosieが、Sarahに肩入れする理由や、造園家が黒人医師の援助を受けるに至った経緯が、端折られているから、それぞれの意図や気持ちが分からなくて、もやもやするんです。
撮影期間が19日間という、超短期間だったことを考えると、予定調和の無難な結末でも仕方がないなとは思いますが、人種を問わず、真摯で善意に満ちた人々がいることは確かです。そんな人々が増えていって、大きなうねりができることを願ってやみません。Taylor Kitsch、やっぱりカッコいい💕







公民権運動については、まだまだ私は不勉強であります。ジェームズボールドウィンを少し読んで中々面白かったです。公民権運動に熱心過ぎて、作家活動が幾分疎かになってたとか解説にあったような。
返信削除有吉佐和子「非色」は日本人女性の「戦争花嫁」がどの人種の男性と結婚しているかで、マウント取り合うという。
サミュエルLジャクソン良いですね。「パルプフィクション」でトラボルタとの掛け合いが最高です
stefanlilyさんへ
削除ワールドカップで、オランダと引き分けた日本、すごいですね。
3大会出場を逃したイタリアは、全く盛り上がってません。
有吉佐和子のその作品の中の、マウント合戦
なかなかすごいですね。
ジェームズボールドウィンを知らなかったので
ちょっと調べに行ってきます。
黒人女性と白人男性が人種を超えて結ばれたラビング夫妻、初めての黒人女学生が入学を拒否されたドロシー・カウンツは公民権が成立して幸せになれましたが、元々バスで白人に席を譲らないことで逮捕されたことに端を発しているのに、人種の壁は取り外せていないような。
返信削除ソーニャさんへ
削除ラビング夫妻やドロシー・カウンツを知らず
調べてみました。
彼らのように表に名前こそ出ないけれど
黒人の公民権向上に尽くした人は
大勢いると思いますし、今も続いていますね。