ネタばれあり!!!
【あらすじ】 長年ローマで小学校教師を務めてきたMichele(Antonio Albanese)は、都会での暮らしに疲れていた。運よく異動の希望が叶い、新たに赴任することになったのは、アブルッツォ州の小さな村。ローマからそれほど離れていないのに、その村は雪が降りしきる極寒の地、全くの別世界である。
よくあるストーリーですが、地方の過疎化や地域の社会問題、また障害者やウクライナ戦争難民など、扱いづらい題材をブラックジョークを交えながら、何とも巧みな描写で視聴者を惹きつけます。
子どもたちが素朴であどけなくて、可愛いったらないんですよ。この子役たちを含め多くの村人たちが、アブルッツォ州に実在するPescasseroliやVilletta Barreaの住人たちで、素人とは思えない演技におどろきました。それによってリアリティが高まり、ぐーんと身近に感じられますね。
新しい環境に馴染めず、何をやってもぎこちなく滑稽で、けれどもこの村や小学校に慣れてくると、満更でもない顔で「Oh!(やぁ)」と挨拶して、現地人のように振舞う。最初の違和感や居心地の悪さからの現地人化に、私が32年前イタリアに来た頃の姿が重なって、懐かしいやら面映ゆいやら(〃∇〃)
Micheleの赴任先の小学校は、全校生徒がわずか7人しかいない。だから3学年の授業を同時に行う、という必殺ワザを駆使する。そよが通っていた『天然コケッコー』の中学校と同じだね。教員の数も少ないから、小学校を兼任したりオンライン授業を行ったり、みんなやり繰りに大わらわです。
さて、小学校の存続を願う人もいれば、自分の事業拡大のために廃校を推進する輩もいる。そう簡単に事は進まない。廃校推進者の市長(Sergio Meogrossi)や、彼の操り人形になっている、本校の小学校校長に対抗して、エネルギッシュなAgneseのもと、Micheleら教員たちや村人たちが一致団結して、「わずか1週間で、あと4人の生徒を探し出さないと、廃校になってしまう」という難題を、究極の解決策で切り抜けるのでした。やったね!!!
ツッコミ所もありますが、身近に起きている社会問題に、とても真摯に取り組んだ作品で、きっと視聴者の共感を呼び、心を揺さぶるに違いありません。








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