アラン・ドロン/私刑警察 (Ne réveillez pas un flic qui dort)

2026/08/13

【欧州映画】 Alain Delon Michel Serrault Patrick Catalifo

ネタばれあり!!!


【あらすじ】 パリ警察の辣腕刑事GrindelAlain Delon)に、殺人事件の報告が入る。殺されたのはパリ中の有力なマフィアのボスたちで、しかもほんの数時間のうちに、計画的に残虐な手口で、次々と殺されていた。
 Grindelは二人の助手を従えて捜査に乗り出すが、目撃者は殺され、憲兵隊の車が吹き飛ばされ、情報を提供しようとした、老ギャングのStéphanoisSerge Reggiani)も殺される、といった怪事件が続く。
 事件を追ううちにGrindelは、警察内部からの情報漏れを察知した。一連の事件はすべて、悪を憎むあまり、無力な法律に失望して、警察内に私刑警察を設立した、Scatti警視(Michel Serrault)の指示のもとで、行なわれていたのだった。(作品の詳細) 

 


Alain Delonの1人祭り。吹き替え版や字幕版が見つからず、オリジナルのフランス語版を観たので、セリフの詳細までは分からなかった。が、ポスターを見れば何とな~く、展開が読めてしまう
(´°ᗜ°)ハハッ… アメリカン・テイストのポリス・ノワールでした。 


なかなかAlainは出てこないし、オープニングから、私刑警察の残酷で情け容赦のない粛清場面が、これでもかとばかりに続くし、もうゲンナリです。意味もなく銃をぶっ放し、時間稼ぎの?ドンパチを見せられる。かつてのフレンチ・ノワールは、いったいどこへいったの?

Alain(脚本も担当)の意気込みは、よく分かったが、アクションも中途半端でキレが悪く、こんなスタイルはあの当時でも、時代遅れだったのではないかと。こんなことを言うのは、ファンとしてちょっと寂しいんですけれどね。 



それでも、有能な部下を次々と失いながら、本部長自身も狙われるが、数々の危機を脱して過激集団を暴き、主犯を見つけ出して行くストーリーは、王道で面白かった。Alainはこの警察本部長として、正義を守る立場を演じています。
 



本部長の部下として活躍するPatrick Catalifoが、魅力的でしたね。若い頃からAlainと共演が多い、Serge Reggianiも健在でした。ちらっと出てきたRoxanne Gouldは、ストーリーに全く関係がなく、居てもいなくても同じだったけれど、殺伐とした男の世界に紅一点で、柔らかい雰囲気を出したかったのかしら。いやいや、きっと、Alainがおいしい思いをしたかったんですよね(笑)
 


本作は1976年に亡くなった、Jean Gabinに捧げられている。「Alainもなかなか頑張っているが、俺の頃のフレンチ・ノワールとは違うな」なんて、呟いているかもしれません。

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