テヘラン (Teheran-43)

2026/06/07

【欧米映画】 Alain Delon Igor Kostolevskiy Natalya Belokhvostikova

 ネタばれあり!!!


【あらすじ】 1943年、第二次世界大戦中、テヘランでStalinRooseveltChurchillの巨頭会談が開かれることになり、これを知ったナチスは3人の暗殺を企てる。しかしソ連の諜報員AndreiIgor Kostolevskiy)は、フランス人女性MarieNatalya Belokhvostikova)の協力を得て、この陰謀を阻止することに成功した。そして2人の間には激しい恋が芽生えるが、激動の時代の中で離れ離れになってしまう。
 1980年、当時の暗殺計画の記録フィルムが、競売に出されることになり、秘密を隠蔽したい元ナチスのテロリストたちが、パリで関係者の暗殺を再開した。事件を追うAndreiは、パリでMarieと運命の再会を果たすが、テロリストの冷酷な罠が彼らを待ち受けていた。パリの刑事GeorgesAlain Delon)も巻き込んだ、壮絶な攻防戦が繰り広げられる。1981年のモスクワ国際映画祭で、金賞を受賞。(作品の詳細) 

 



Alain Delonの1人祭り。オリジナルは3時間を超える大作であることを、観終わってから知りました。私が鑑賞したのは、やっつけ仕事で切り貼りした、100分あまりの短縮版だった。大筋は分かったものの、この物語は1943年と1980年代を行き来する、かなり複雑なプロットなのに、これはないわぁ。


バッサリ切り捨てた短縮版では、全てが中途半端で、話の流れも何もあったもんじゃない。いったい誰が、こんな酷い編集をしたんでしょうか?こりゃ作品への冒涜よ。お目当てのAlainがいなかったら、たぶん最後まで観ていなかった。

そのAlainも、思い出した頃にちらっちらっと出てくるだけで…。特別出演と銘打ってはいるものの、あれは客寄せパンダ的な扱いで、なんだか悲しいな。色々と酷い。



オリジナル版はきっと、面白くて見応えがあるに違いありません。ナチスの暗殺計画を描いた歴史サスペンスに、スパイ活動の裏にある悲恋が、殺伐としたストーリーに深みを与え、人の運命と時代の大きな流れが交差する様子を、当時の映像も交えながら、じっくり描いているはずなんです。それが観たかったのに。


偶然なのか?意図的なのか?Alainが登場するパリのシーンでは、コミカルで洒落たBGMが流れるので、サスペンスであるのを一瞬忘れてしまう。そして作品は、唐突に終わる。「えっ?」狐につままれたような、取り残されたような気持ちになりました。

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