雨と君と

2026/03/23

【アニメ】

 ネタばれあり!!!


【あらすじ】 ある雨の日、一人暮らしの女性小説家・藤は、段ボールに入って捨てられている、タヌキに酷似した動物を見つけた。スケッチブックを使って筆談で「犬です」「飼いやすい」と主張した自称犬を連れて帰り、藤は君(きみ)と呼んで一緒に暮らし始める。
 周囲の人間たちは他の動物だと考えることがあるが、そのたびに藤は雑種犬だと紹介し、君(きみ)もそのたびに筆談で犬であると訴える。二階堂幸の同名漫画をもとにアニメ化。(作品の詳細




物静かで繊細なお姉さんと芸達者な君(きみ)と、彼らを取り巻く人々の日常を描いた、癒し系のアニメ。雨音に包まれた静かで優しくて、ちょっぴりメランコリックな雰囲気が好きで、タヌキの正体を巡る小さな謎や、口数の少ない藤が見せる心の変化に、思わず頬が
フフッと緩みます。



雨の音がとても心地よくて。雨の日の外出はどうしても億劫だけれど、違った視点から好きになれそうな気がする。雨をきっかけに出会った君(きみ)の存在によって、何気ない毎日が彩られて、ほんの少しだけ特別なものになっていく。心の距離が徐々に近づいて、信頼関係が育まれていく2人の姿が、突っ込み所も満載ながら、微笑ましいのです。

 


どう見たってタヌキの君(きみ)が、スケッチブックを使って、「犬です」と筆談する姿が、可愛すぎます。無邪気でユーモラスな君(きみ)の前で、無口な藤が微妙な照れ隠しをするのも、雨粒が藤の心の揺らぎを物語っているようで、何気にドキドキ。ですが、藤のマンションがあまりにも殺風景で、寂しすぎる。ミニマリストの家って、あんな感じなのかな。




誰の記憶にも残らない、本人すら忘れてしまう、何気ない会話の積み重ねこそが、私たちの日常生活なんですよね。藤と君(きみ)、藤の家族(お父さん癖強め)、お隣の希依ちゃんとママ、友だちのミミとレン、獣医さん。ここには、誰も傷つかず、誰も否定されない、そんな優しい世界がありました。

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